2007年、8月〜9月前半まである大学の夏休み中、普通自動車免許(MT)を取るために、30日コースで自動車学校に入りました。 私が自動車学校で学んだこと、感じたこと等お伝えします。文章が読みにくい・拙い部分が多くあるかとは思いますが、お許しください。 また、これから教習所に通う方の参考として、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。 |
8月1日 本日は教習説明→学科1→適性検査でした。 これらが行われるのは夕方からです。時間厳守と言われたので、集合時間の15分前に教習所へ到着。 私が通っている教習所は市内にあり、自宅から自転車で10分程度の所にあります。 「教習説明」では、教習所・技能教習・学科教習についてシンプルに分かりやすく説明してくれました。 次に、入校して最初の日に「教習説明」・「適性検査」とセットで必ず受けなくてはならない「学科1」を受けました。 テーマは「運転者の心得」です。 そこで強く言われたことは、「運転には、譲り合いと思いやりを心がけることが大切」ということです。 その他にも、「交通違反(事故)したときの3つの責任(刑事責任、行政責任、民事責任)」や、「交通法令の遵守」、「運転に必要な準備」などを勉強しました。 最後に行った「適性検査」ですが、これはいわゆる性格診断テストです。 同じ形の同じマークのものを探してチェックしたり、「a」を大きい枠、小さい枠にどれだけ書けるか、手本の欄にある10個のマークの下にそれぞれ数字が書いてあり、更にその下の欄にずらりとマークが書いてあって、それぞれのマークが手本の何番に当てはまるか、つまりマークを数字に置き換えることなどをやります。小学校の頃にやったiqテストみたいな感じです。 これによって出た診断結果を元に、自分の性格を把握し、悪いところを運転に出さないように気をつけることが適性検査の目的です。 いわゆる「自分を知ることが大切」ということです。 こんな感じで1日目は終了。 明日は学科2と模擬運転、技能をやります。 |
8月2日 本日は学科2→模擬運転→技能でした。 午前中に受けた「学科2」とは、「信号に従うこと」という内容です。「信号の意味」、「信号の種類」、「信号通過時の注意事項」などを学びました。 次は、午後に入って模擬運転教習。技能1時間目は必ずこれを受けなくてはいけません。 カー・トレーチャーというものを使って学ぶのですが、分かりやすく言うと、これはゲームセンターにあるレーシングゲーム機のようなものです。 最初に車の各装置の説明が画面に表示され、次に映像と同じように見よう見まねでハンドルを回したり、アクセルを踏んだり、ギアチェンジをしたりします。 本当にこれで運転が出来るようになるのだろうか?と半信半疑のまま終了。 次の時間は本物の車の運転です。指導員は「学科2」の講師と同じ人でした。かなり気さくな人で、なんだかアウトドアとか好きそうな、「お兄さん」と呼ぶのは卒業したかな?位の年齢の人です。(30代?) 初めての車の運転ですが、これがめちゃくちゃ大変でした!! 教官「今日は初めてか!」 私「はい。宜しくお願いします。」 教官「助手席乗って!」 私「ハイッ!」 早々と助手席に乗り、コースを外れた場所に移動して、運転の基本を教わりました。 そしてこの時、次から次へと色々なことをいっぺんに言われ、焦りました… その時言われたことを整理してみたいと思います。 ・助手席から運転席、運転席から助手席への移動は、車の外を時計回りに移動すること。 ・ドアを10cm位開いたところで一旦止め、半ドアにならないように閉めること。 ・乗り込んだらドアロックをすること。 ・椅子の位置は、クラッチを左足で踏み、軽くひざが曲がるくらいの所に調節すること。 ・バックミラーをあわせること。 ・シートベルトを閉めること。 ・クラッチを踏みギアをnに戻す(nであることを確認する)こと。 ・クラッチとブレーキを踏んだままエンジンをかけること。 ・ギアをローに入れること。 ・ハンドブレーキを下ろすこと。 以上が発進前の準備です。 次に発進ですが、まずブレーキを離し、アクセルを一定に踏み、クラッチを半クラッチの状態を保ち、スピードがついたら徐々にクラッチを離す。止まる時は、ブレーキを踏んで、速度が落ちてエンストしそうになったら(ノッキングし始めたら)クラッチをいっぱいに踏む(クラッチを切る)。 これらを2分ぐらいの間にさらっと言われたので頭の中はもう軽くパニック状態…。 その後運転席に移り、言われたとおりに発進する為の手順を進め、いざ発進! 教官「まずアクセルを軽く踏み〜クラッチを半クラッチで一旦止め〜」 恐る恐るアクセルを踏む……「ブォーーン!」 ふかしすぎました。エンジンの回転数が2000〜3000回転を行ったりきたりして全然一定にならず。 アクセルの微調節は難しいということが判明!!アクセルってあんなに繊細なものだったのね… タコメーターの針が1000→3000→2000→2500回転と行ったり来たり。 教官「1000〜2000くらいの間で一定にして!」 と言われても、無理!! 私は「この先が思いやられる」と流石に感じました。 そして、しばらくその場所で前進・後進を繰り返しました。 結局その時教官の手本のような発進は、1度も出来ませんでした。 エンストは無かったものの「急発進」、「急ブレーキ」、「ガクガクしながら進んだり」と散々な有様でした。 そんなこんなで、頭の中はパニクッっている時、 教官「じゃあ、これから外周回るから!」 え〜っ!もうですか?まさに不意打ちでしたね。 外周では、障害物が設置してある部分があって、対向車線にはみ出して避けなくてはならないんです。 そこはつまり障害物を避ける練習をする部分です。通常対向車が来なければ方向指示器を出して、避ければいいのですが、3周くらい回ったとき、ついに対向車が来ました。障害物がある側が進路を譲らなくてはいけないので、障害物手前で一旦停止します。 停止した為に、また苦手な発進をしなければなりません。 ブレーキを離し、アクセルを踏み、クラッチを半クラに…と思ったら、ついにやってしまいました。人生初の「エンスト」!! 発進は難しい…。なんとなく半クラの位置は分かるような気がしますが、何といってもアクセルが1000〜2000回転位で一定に出来ない!! このアクセルの調節が今の一番の課題ですね。 途中から内周に入り、しばらくグルグル回って終了。 教官「30日コースじゃテキパキ教習進めていかないとね。今日は外周と内周やっておいたから。最初は外周だけの人もいるからね。大丈夫だよ。力を抜いて早く車になれることが大事だよ。」 とアドバイスを頂きました。本当に上手くなれるのだろうか…この先が心配です…。 明日は学科3→学科8→技能→技能です。 余談ですが、教習始まる前、教官が私の「一澤帆布(いちざわはんぷ)」のトートバッグを見てこんなことを言いました。 教官「おっ!それ一澤帆布のバッグでしょ!京都の。格好いいよね。他に帽子とか売っているんだよね。ショルダーバッグは買わなかったの?」 私「ショルダーは買いませんでした。お店は八坂神社のちょっと先にあるんですよね。」 教習始まる前で異常にドキドキしながら、ぎこちなく返答。 知る人ぞ知る一澤帆布の帆布製品。1つ1つ職人の手で作られ、何年間か忘れましたが(永久だったかな?)製品保証がついているバッグなんです。確か7000円位したのかな?高校2年の9月、京都へ行った時に、祖母に買ってもらったものなのです。 この「一澤帆布教官」は面白くてなかなか良い教官です! |
8月3日 本日の「学科3」のテーマは「標識について」です。 普段、よく目にする標識から、滅多に見かけないものまで、様々な標識の意味について学びます。 標識を覚えるポイントは「理屈無しにそのまま覚えること。」だそうです。 自転車が描いてある標識も4種類くらいあって、自転車横断帯を表す標識と、自転車専用道路を表す標識などに分かれます。 こういう紛らわしいのが、試験問題の引っ掛けで出てくるそうです。 次に受けた「学科8」とは、「安全確認・合図・警音器・進路変更について」です。 「安全確認」という項目では、ルームミラーやドアミラーに写らない「死角」があることを学びました。横の死角などは目視により安全を確かめます。 「合図」では、自動車についているランプによって右左折・回転・徐行・停止・後退の合図をする他に、手で行う合図も学びました。 そして、右左折時の合図(方向指示器による合図)は「右左折しようとする地点の30m手前」から、同一方向に進行中、右方・左方に進路変更する時の合図は「進路変更しようとする約3秒前」から出します。 「30m」と「3秒」という数字を逆にして出す引っ掛け問題が、結構出るそうです。 「警音器」の項目では、「どういった時に警音器を使用すべきか」を学びました。 いわゆるクラクションの事ですが、これはむやみに使ってはいけないのです。 まず、「警笛ならせ」の標識があったら、鳴らさなくてはいけません。 「警笛区間内」においては、「見通しがきかず、危険だと思われるところ」で鳴らします。たとえ区間内であっても見通しのきくところでは鳴らしてはいけません。警笛区間外で、その標識もない場所では「危険をさけるためにやむをえない場合」に鳴らすことが出来ます。 最後に「進路変更」ですが、進路変更が出来るところ出来ないところについて学び、「割り込み・横切りは禁止」ということ等を教わりました。 お昼休みを挟み技能に入ります。今日も2時間連続技能教習です。 昨日は模擬運転があり実車は1時間だけでしたが、今日からは2時間です。 発進がうまく出来ないので、今日も発進を教えて欲しいな〜と思っていましたが、その希望は一瞬にして崩壊しました…。 配車手続きの為、受付で自分のIDカードを機械に挿入。レシートのように教習車番号と教官の名前が書いてある紙(配車券)が出てきます。 その紙を見ると、なぜか2枚とも(2時間とも)同じ教官。今日の教官の年は50代位のおじさん。 挨拶をして、車に乗り込みます。今日も、まず私は助手席に乗って教官の手本を見ます。「助手席だし、手本を見せてもらうだけの少しの時間だからいいかな。」とドアロックせずにシートベルトを締めたら、注意されました。 教官「ドアロックしろ!」 そこら辺はキッチリしていますね。実はこの教官、ちょっと癖のあるものの言い方をして、好感は持てません。 教官「今日は3速やるぞ!」 え〜っ!まだ発進がうまく出来ないのに…。 そうです、教習原簿の「発進と停止」の項目にはもうすでにハンコが押されているのです。 ですから「発進と停止」は出来るものと理解されて当然です。 教官がコース内を回って本日の練習項目である「セカンドからサードへの加速チェンジ」の手本を見せてくれました。 私は「はい…。はい…。」と説明されたことを一生懸命聞き、そして遂に運命の時がきました。運転交代です!! 車の前側を通って運転席に移動し、昨日教わった発進準備の手順をこなし、発進です。 昨日、家で散々発進のことを考えた挙句、たどり着いた結論はこれです。 「半クラで動き始めてからちょこっとアクセルに触れる。」 この事を守って発進してみたところ、急発進や、クラッチの繋ぎミスによる「ガックン!」は無く、奇跡的にどうにか発進することに成功。 アクセルの操作も昨日より微調節が出来るようになりました。(たまにふかしすぎる時がありますが…) そして、技能1時間目はエンストなしで教習をこなせました。といっても、内周グルグル回っただけですけどね…。 技能2時間目も、最初は1時間目と同じことをやりました。 少し経ったら、教官が「よし。じゃあ信号行くか!」と言いました。いきなり「信号」と言われ、焦りました…。 教官「12番を左になっ!」 えっ!?12番てどこ?運転するのに精一杯で、12番探している場合じゃね〜んだ!12番なんか知るか!と、焦りました。 そうしたら、一つ目のコーナー曲がった先にありましたよ、12番の看板。 そこを曲がるとすぐに信号があります。「赤」です。止まります。クラッチ切って…止まりました。 停止中ギアをローに入れて待機。信号が「青」に変わり、前方からの車が来ないのを確認して、右折するためにゆっくり発進… の、はずでしたが、やりましたよ!本日初めてのエンスト。昨日とあわせると2回目のエンスト。ちょっとクラッチ繋ぐの早すぎました。 その後は、信号→一時停止→外周→内周そしてまた信号というコースを繰り返しグルグル回りました。 本日はその2時間目の教習中に合計3回エンストしました。どういう時にエンストしたかというと、信号待ちなどで一旦止まり、発進する時ですね。 ハッキリ言って、発進は苦手です。 今日、教官に言われた自分の弱点・改善方法をまとめることにします。 ・ギアチェンジに力入れすぎ ・クラッチを早く戻しすぎ。クラッチはゆっくり繋げ(半クラ状態をしっかり保て) ・エンストしないようにノッキングし始めたらクラッチを切れ ・アクセル・クラッチ・ブレーキはもっと丁寧に ・ルームミラーを見て、適度に後ろを確認しろ 以上の5点です。 昨日より進歩したと思えるのは、アクセルの踏み加減です。ふかしすぎが大幅に減りました。やはり、「慣れ」ですね。 これだけ沢山の事を言われたにもかかわらず、教習原簿に書かれたことは、「半クラッチ」のみ。 この「半クラッチ」をきちんとできるようにしなさい、とのことでした。 教習中、「クラッチはゆっくり戻せ!」と何回も注意されました。 マニュアル車の発進時に最も重要なのが「半クラッチ」!これが上手に出来なければ、スムーズに発進出来ません。 ということで、一番の課題は、「アクセルの踏み加減」から「半クラ」に変わりました。 今日の発進はほぼ半クラに頼ってアクセルはほとんど踏まず、かなりノロノロ発進。教官に「もうちょっとアクセル踏め」と何回か言われました。 ※後々分かるのですが、今日のようにアクセルをほとんど踏まないと、エンストしてしまうので、アクセルは踏まなくてはいけません。 次回の教習日は8月7日(火)になります。技能→学科10→技能→学科6です。 その時の目標は、スムーズに発進出来るようにすることです。クラッチとアクセルを上手く操る事が出来れば、大丈夫だと思います。 3日間空くので、次教習所行く前に、この日記を読み返して、今日やった事を復習してから教習に挑みます。 |
8月7日 土、日、月と3日間空きまして、本日の教習は技能→学科10→技能→学科6です。 学科から先に言いますと、「学科10」の内容は「運転免許制度・交通反則通告制度」についてです。 「運転免許制度」の項目では運転免許の仕組み・免許の区分・種類等を学び、「交通反則通告精度」の項目では運転免許証の更新・違反した時の点数について等学びました。 「学科6」のテーマは「交差点などの通行・踏切」について。 右左折前に車を寄せることや、信号機のない交差点での通行優先順位について、踏切通行時は必ず一時停止をして、目で確認・窓を開けて耳で確認し、ギアは変えずに一気に通過すること等勉強しました。 さて、技能教習ですが、本日1時間目はまたしても前回と同じ教官。 またあの教官か! まぁ、そこまで嫌な教官ではないので良しとしましょう。 今日やったことは、前回と同じ「内周→信号→一時停止→外周」に加え、「横付け停車(発着点に停止)」もやりました。 アクセルの感覚はほぼ分かってきました。しかし時々3000回転位にふかすことがあります。 実はちょっとふかしすぎても、半クラさえ上手く出来れば問題ないということが、今日の2時間目の技能で分かります。 1時間目の授業での発進は、「半クラにしてからアクセル」というやり方をしていたため、アクセルを踏み遅れた時、エンジンの回転数が低すぎて、エンストしてしまいます。1時間目の教習中はこんなやり方をしていたので、6回程度発進時にエンストしました。 しかし、発進後ローからセカンドに入れることや、セカンドからサード、カーブ(減速チェンジをして)の走行、交差点、発着点に停車はなかなか良く出来ました。 外周から内周に入るため、信号のない交差点を右折して、道を通り、左折して内周に戻るのですが、その信号のない交差点右折時、「対向車が来ていなければそのまま右折してよい」と教官に言われました。 そして、ある時遠くに1台の対向車が来ましたが、まだ遠かったので、そのまま右折したら、注意されました。 教官「ほらっ!(対向車が)来てるだろっ!検定だったら落ちたぞっ。絶対落ちたなっ!」 いくら遠くても、所内では車が完全に来ない状態でないと右折してはいけません。 通常だったら全く問題ないこの行為ですが、教習所内で基本中の基本を学んでいる時は、右折時など対向車との距離が十分にあっても、とりあえず停止しておいた方が無難です。 教習終了後、教官に言われたことは、「発進時の半クラの維持がまだまだ課題だなっ!」ということでした。 技能2時間目は、初めての実車の時と同じ一澤帆布教官。この教官はなかなか良い教官です。 私「発進がまだ苦手です。」 教官「じゃぁ運転席乗って!」 と言われ、運転席に乗り込み、発進。 本日の1時間目で散々「発進時の半クラを長く!!!」と言われ続けたので、それを意識したら意外とスムーズに発進出来ました。 教官に「おっ!うまく出来たじゃん!」とお褒めの言葉を頂きました! その後、1時間目とほぼ同じコースを回り、発着点を中心にやりました。はっきり言って、発着点に横付けするのはほとんど問題なし。 途中で教官に言われたことは、「発進時に先にアクセルをちょっと踏まないとエンストしやすいから、ちょっとアクセル踏んでから半クラね。」ということです。エンジンの回転数を上げ過ぎた時に半クラにすると、急加速(ガックン)するのではないか?と不安でしたが、ちょっとふかし過ぎてもても、半クラ状態を維持すればスムーズに動くではないですか!この時にやっと分かりました。 本当なら1500回転位で半クラがベストだそうですが、ちょっと3000回転位いっても半クラをちゃんと保てばゆっくり動き出します。 ただし、繋ぐのがが早いとエンストorガックンとなってしまいます。 この時間はエンストは0回!更に、途中から教官と雑談することも出来ました。そんな感じで教習は終了。 明日は技能→技能です。 おそらく明日は坂道発進の練習かと思います。発進が苦手なだけに、心配です…。 発進のポイント!アクセルを先に踏んでその後半クラにする。早く繋がないで、半クラを長めに保つ。 |
8月8日 本日は2連続技能のみ。 技能1時間目の教官は一澤帆布教官。 「坂道発進」やりました。 まず助手席に乗り、ドアロックして、シートベルトを締め、教官の手本を見ます。 所内にある坂のところへ行き、坂の途中に停止線が引いてあるので、停止線にあわせてストップ。 ハンドブレーキを使った坂道発進を教わりました。 止まったら、ハンドブレーキを引き、ギアをローにして、(坂下りた後がすぐ右折なので)右ウィンカーを出します。これで準備完了。 次にエンジンの回転数は2000回転〜2500回転位と、いつもよりちょっと多めにアクセルを踏みます。 そして、半クラ状態にします。半クラ状態かどうかは、半クラにするとエンジンの回転数が1000回転〜1500回転位に自然と落ちるので分かります。エンジンの回転数がそれ位に落ちたらハンドブレーキを下ろします。そしてアクセルはそのまま、クラッチもそのままにしておくと、車は前に進みます。進みが悪い時はアクセルは踏まず、クラッチを若干引くと動き始めます。引きすぎるとエンストします。ポイントはアクセルを一定にして、半クラ状態を保つことです。 ハンドブレーキを使っての坂道発進でエンストは一度もありませんでした。 ただ、ハンドブレーキがスムーズに降りず、尚且つ車は発進状態なので、ガタガタしながら発進してしまったことが8回位やった中で、2回位ありました。ハンドブレーキの下ろし方→「ハンドブレーキはボタンを押して軽く上に上げてから下げる」を忘れていました。問題点はそれ位ですかね。大体うまく出来ました。 次に、試験ではやらないけど、ゆるい坂道などでやる場合がある「ハンドブレーキを使わず、フットブレーキからの坂道発進」をちょっと練習しました。 フットブレーキで止まり、ブレーキを離してアクセルを踏むと同時に半クラにします。同じ場所で4回程度練習しましたが、半クラの状態にするのが遅すぎて逆行したり、アクセルを3000回転〜4000回転位にふかしすぎたりしてしまいます。エンストは1回しました。アクセルを踏みすぎないことや、瞬時に半クラにすることが上手く出来ませんでした。 まぁ、修了検定で行うハンドブレーキからの坂道発進は何とか出来そうなので、おそらく大丈夫でしょう。 次の時間は今まで当たったことのない初めての教官。 この教官の指導はとっても親切で、丁寧でした。一澤帆布に並ぶ良い教官です!! まず、「後退」を教わりました。エンストするといけないのでアクセルは常に使い、半クラとクラッチを切った状態を繰り返し使って速度を調節する「断続クラッチ」で行います。半クラでは速度が速くなり、切ると遅くなります。ブレーキは最終的に止まる時にしか使いません。 教官いわく、バックの一番のポイントは「いかに時間を掛けてゆっくりやるか」だそうです。 まず、窓を開けて、右側後方を確認します。次に振り返って左側後方・真後ろを確認。そして、窓から顔を出して後ろを見ながらアクセルを軽く踏みクラッチのみで後退。直角に入れる練習です。ハンドルを徐々に切り、駐車スペースに進入し始めたらハンドルをいっぱいに切り、車を入れ、ハンドルを戻し、ちょっと下がって完了。後退は1回やっただけで終わりでした。 次はS字とクランクです。クランクで、1回ハンドル切るのが早すぎて、バックしてやり直しさせられましたが、それ以外問題なし。 脱輪もありませんでした。教官いわく、教習で一番難しいとされる項目は「S字とクランク」だそうですが、私にとっては簡単でした。ちょっと気になったところを言えば、ゆっくり車を動かすこと(断続クラッチ)がちょっとスムーズに出来ないという位ですかね。 ※発進は、はっきり言って“アクセルで発進”というよりも、アクセルは最初エンストしないように軽く踏み“クラッチで発進”。それからアクセルで徐々に加速という感じです。 今日やったS字とクランクは、2時間(もう1時間)やる決まりだそうで、明日の1時間目もまたS字とクランクやります。 明日は技能→技能→学科7です。 |
8月9日 本日技能1時間目はS字とクランクの仕上げです。 教官は昨日と同じ教官で、もう一度手本を見せてくれました。 教官に教わったS字とクランクのポイントを書いておきます。 S字カーブ ・最初は左カーブなので、右に車を寄せる。 ・左へ曲がる時(左カーブ)は左タイヤが道路の中心、次に右へ曲がる時(右カーブ)は右タイヤが道路の中心になるようにする。 ・とにかくゆっくりと。 クランク ・最初は右折なので左に車を寄せる。 ・右へ曲がる時(右折)は右側の縁石の切れ目あたりに右足が来たら、「ハンドルを右にいっぱい」に回す。 ・次は左へ曲がるので右に車を寄せる。 ・今度は助手席側(左側)のドアミラーが縁石の切れ目あたりに来たら、「ハンドルを左にいっぱい」に回す。 ・とにかくゆっくりと。 これがS字とクランクの曲がり方です。 それと、今日はクランクで「切り返し」の練習しました。←もし、脱輪(縁石乗り上げ)や、曲がりきれず前方がぶつかりそうになった時のやり直し方です。わざと失敗して練習します。 右折時に右後輪が脱輪するか、しそうになった時。 ・ハンドルは右にいっぱいに切ったまま、ギアをバックに入れ、後ろを(後ろに車がいないか)確認して後退。そうすれば元の位置に戻る。 右折時に前方が衝突しそうになった時(曲がりきれなかった時)。 ・ハンドルは元に戻す(タイヤをまっすぐにする)。ギアをバックに入れ、後ろを(後ろに車がいないか)確認して後退。そうすれば半分曲がった状態になる。 左の場合はこれの反対で、脱輪(しそうな)時は左にハンドルいっぱい切ったまま、後退。前方衝突しそうな場合は、ハンドルを戻して後退。 検定の時に失敗しそうになった(した)ら、この切り返しを思い出して、やるように言われました。 ただ、このS字とクランク、今まで1回も失敗していないんですよね。本番で失敗したらどうしよう。 試験では脱輪の減点が大きいそうです…。つまり、脱輪は致命的ミス?不安が募ります。 次の2時間目の技能は、「通行位置の選択と進路変更」です。 教官は一澤帆布教官! ここから、技能も後半戦。試験に受かるための技能教習だそうです。 まず、右左折、車線変更、駐停車など進路変更時にやらなければいけないことを教わりました。 進路変更しようと思った時にやる手順を書きます。 ・ルームミラー→ドアミラー(進路変更しようとする方向)→合図(ウィンカー)→目視(進路変更しようとする方向)→車を寄せる(進路変更しようとする方向) 右方向の場合の例 ・ミラー(ルームミラー→右ドアミラー)→合図(右ウィンカー)→目視→右に寄せる→右折or車線変更 左方向の場合の例 ・ミラー(ルームミラー→左ドアミラー)→合図(左ウィンカー)→目視→左に寄せる→「巻き込み確認(目視)」→左折or車線変更 左方向の場合のみ、「巻き込み確認(目視)」が必要です。発進の場合は、車を寄せる動作はもちろんありません。 これを早く癖付けることが大切なんですよね。ついつい合図(ウィンカー)を先に出してしまいます。目視はオーバーにやったほうがいいみたい。 チラッと見ただけでは実際見えていても、「こいつ、目視していないな」と試験の時に疑われてしまうからです。 明日も技能はこの練習です。「ミラー→合図→目視の手順を忘れずに。」と教習原簿に書いてありました。 この後に受けた「学科7」は「歩行者の保護など」という項目です。 歩行者などの安全を確保し、徐行しなければならない場所、一時停止しなければならない場所等を学びました。 スクールバスの近くを通行する時は、徐行しなければならないのですが、実際は一時停止する場合の方が安全だそうです。 しかし、試験問題で、「スクールバスの近くを通る時は徐行または一時停止」と、「一時停止」文字がある場合は「×」なのです。 これは試験のための知識です。スクールバスの近くは子どもの飛び出しが十分に考えられるので、確かに一時停止した方がいいですね。 明日は技能→技能→学科4→学科9です。 |
8月10日 本日の技能は2時間とも検定に向けての総仕上げです。 主な内容は、「ミラー→合図→目視→寄せる」です。 コースは「クランク」、「S字」、「信号」、「坂道」、「見通しの悪い交差点」、「一時停止」、「踏切」とランダムに回ります。 1時間目の教官は、初めて当たる教官。とっても気さくな方です。 教官「家の人でマニュアルに乗っている人いる?」 私「母がマニュアルです。」 教官「やっぱりそうか。加速時のギアチェンジがスムーズだもんな。いつもお母さんの見ているからリズムが分かっているんだね。」 まぁ、確かに親がオートマに乗っている人よりは、ギアチェンジのリズムは体に染み付いているのかな? こんな事言われたのは初めて。なかなか感が鋭い教官です。 教習終了後、この教官からは「ミラー→合図→目視→寄せるは出来ているし、上手かったよ。」とお褒めの言葉を頂きました。 2時間目は初めてのS字クランクと、S字クランクの総仕上げの時と同じ教官でした。 この教官は、やはり先に手本を見せてくれました。何の手本かといいますと、もちろん進路変更時の「ミラー→合図→目視→寄せる」です。 教官はミラー→合図→目視がスムーズですね。 この教習ではノッキングを1回してしまい、坂道発進後、完全にハンドブレーキが下りていなかったというミスを1回しました。 だんだん「ミラー→合図→目視→寄せる(左折の場合は巻き込み確認)」も癖付いてきました。 新しいことも1つ教わりました。踏切時は窓を半分位あけなければいけないこと。耳で電車の接近がないか確認するためです。 でも、踏み切りの通過は明日やる項目のはず…。 まぁ細かいことは気にしない方向で行きましょう。どうせ明日もやることはどうせ総仕上げですからね。 明日の2時間目はオートマ車の運転やるかもしれません。おそらく明後日が「みきわめ」だと思います。 「学科4」とは「車の通行するところ・車が通行してはいけないところ」です。「学科9」では「追い越し」と「行き違い」について。 今日の学科は、効果測定用に問題を解いているので、問題で先に知っているところばかりでした。順番逆ですけどね。「教わって→問題」が正しい順番ですが、そんなことしていたら検定に間に合いません。 明日あたり、効果測定受けます。1日2回まで。50問100点満点中、合格点は90点。45問正解で合格です。 受かるかな〜? 明日は技能→技能→学科5です。 |
8月11日 本日技能1時間目はS字クランク教官。この教官との教習も一澤帆布教官と同様に4回目です。 やったことは勿論総仕上げ。 検定で行うコース内のあらゆるポイントをグルグル回ります。 やはり大事なのは「ミラー→合図→目視→寄せる」。 坂道発進ですが、発進準備が整ったら、左手はハンドブレーキに軽く触れておくとさらにスムーズですね。 あと、検定で発着点に止まった後の作業手順を教わりました。 ・クラッチとブレーキは踏んだまま。 ・ギアをニュートラルに入れる。 ・ハンドブレーキを引く。 ・合図を消す。 ・エンジンを切る。 ・ギアをバックに入れる。 ・クラッチ→ブレーキの順に離す。 ・シートベルトを外す。 ・椅子を後ろへ下げる。 ・後方の安全を確認して降りる。 これで、検定は終了です。 技能2時間目は、オートマ車の運転です。 教官は初めての人で、50代位のおじさん。 はっきり言って、オートマすごい楽です。エンストの心配が無いし、坂道発進も楽々。 でも、私は何となくマニュアルの方が好きですね。 オートマだと運転している実感がないというか、車を自分で操っているという感じがないというか…。 しかし、免許を取った後、オートマも運転する可能性は大いにありますから、その特性を知っておかなければなりません。 オートマ車はもちろんクリープ現象(Dに入れてブレーキを離すと勝手に動き始める)があります。 これのおかげで、S字クランクはブレーキ操作のみで、マニュアルより楽です。 あと、キックダウン(アクセルをいっぱいに踏み込むことにより、ギアが1段階下がり急加速する)もやりました。所内の長いストレートで。 最初アクセルをいっぱいに踏みます。そして、1、2秒アクセルを離し、またアクセルをベタ踏みするとギアが切り替わり、グーンと加速。 高速道路の加速車線から本線に入る時や、上り坂等で使用します。 この1、2秒アクセルを離すのがポイントだそうです。次にキックダウンをやるのはおそらく第2段階の高速教習時だと思います。 ん〜、私はおそらく大学が終わる頃に車が必要になるので、その頃車を買う予定ですが、おそらくマニュアル車を買うでしょうね。 今で言うなら、スズキのSWIFTとか、マツダではDEMIOなどマニュアル車売っていますし、マニュアル車の方が安いです。 トヨタだと、VITZがありますが、RSのみなので、逆に高くなります。トヨタでマニュアルはオプションみたいなものですね。 そんな事は置いといて、「学科5」の内容ですが、「緊急自動車などの優先」と「安全な速度と車間距離」と「オートマチック車の運転」の3本立て。 1時間で全部やりました。 今日の教習の前に仮免前効果測定受けました。 結果は100点満点中98点の一発合格でした。100点狙ってたんですけどね…。残念。 明日は、技能1時間のみ。「みきわめ」です。みきわめ「不良」になるともう1時間乗らなくてはいけません。 今日で第1段階の学科はすべて終了しました。明日の技能が終われば、水曜日の修了検定まで休みです。 修了検定のことはまだ良く知らないのですが、技能検定と、学科検定があります。おそらく同じ日にやると思います。 あ〜緊張してきた。半分期待、半分不安です…。 |
8月12日 本日は「みきわめ」です。 しかし、今日の教官は、以前3連続で当たった癖のあるものの言い方をする教官。薄々嫌な予感はしていましたが…。 ちなみに「みきわめ」とは、修了検定(仮免検定)を受験するに値する技能を持っているかどうかの最終チェックの教習です。 といっても、やる事は昨日と同じように所内の至る所を回ります。 試験当日、まず車に乗ってやるべきことを書いておくことにします。 ・ドアロック。 ・椅子調整。 ・ルームミラー調節。 ・シートベルトを締める。 ・クラッチ・ブレーキを踏んでギアをニュートラルにする。 ・クラッチ・ブレーキを踏んだままエンジンをかける。 ・ギアをローに入れる。 ・ハンドブレーキを下ろす※「(!)ランプ」が消えているか確認!! ・ミラー→合図→目視で後方の安全が確認出来たら発進。 この手順のうち、1つでも抜かしたら減点です。注意せねば…。 そして、上の手順をこなし、みきわめ教習が始まりました。発着点出発→外周→内周→信号→一時停止→s字→見通しの悪い交差点→踏切→外周→クランク→内周→見通しの悪い交差点→一時停止→外周→坂道発進→外周→発着点到着を繰り返しました。 坂道は合計2回通ったのですが、1回目の時、初めて坂道発進でエンストしました。半クラのキープが足りなかったからです。 あ〜本番が心配…。アクセルはちょっとふかしすぎても、半クラをキープする事の方がよっぽど大切です。 あと、発進する時、しっかりハンドブレーキを下ろさなくてはいけません。「(!)ランプ」がついていたら減点に…。 到着後の作業も、もう一度書いておくことにします。 ・クラッチとブレーキは踏んだまま。 ・ギアをニュートラルに入れる。 ・ハンドブレーキを引く。 ・合図を消す。 ・エンジンを切る。 ・ギアをバックに入れる。 ・クラッチ→ブレーキの順に離す。 ・シートベルトを外す。 ・椅子を後ろへ下げる。 ・後方の安全を確認して降りる。 です!! 教習終了後、教官に「坂道でエンストしたなっ!(笑)試験でやったら落ちるぞっ!あとはまぁ大体出来ていたがなっ!坂道でエンストするなよっ!エンストして下がったら試験落ちるからなっ!まぁ気をつけてやれば大丈夫だからなっ!気をつけろよっ!」と言われました。 でも、ハンコは頂きました!これで学科もすべて終わり、効果測定も合格、みきわめも貰ったので修了検定が受けられます。 今日の教習で感じたことは、ミラー→合図…の「ミラー」も大げさに見たほうが良いということです。 ちゃんとミラー見ているのに、「ミラー見なかったなっ!減点だぞっ!」と言われた事が数回ありました。 ミラー見てるよっ!!! ということで、ミラーも見た事を大げさにアピールした方がいいですね。まさに試験の為の運転です。 その後、受付で検定の申し込みをして帰りました。 3コースあるうち、どのコースを走るかは当日発表されます。 コースについてですが、検定員の方が試験中に「○○番右折」などと常々言ってくれるそうです。 そして、受験生は1台に2人乗るそうです。1人は運転し、もう1人は後ろに乗って、その様子を見ます。初めの人が終わったら交代。 技能の試験に受かれば午後は学科の試験があります。 修了検定日は15日の水曜日です。不安… |
8月15日 終戦記念日、兼、修了検定日。 教習所に8時20分集合(厳守)だったので、7時50分に家を出発しました。 教習所に到着し、まず本日の修了検定(仮免検定)についての説明を聞きます。 技能検定では、教習車1台(1人の教官)につき大体5人位の受験生が交代交代で試験するのですが、私は受験番号が後ろの方だったので、教習車1台に自分ともう1人の計2人でした。 最初は、私が運転する番です。 一番最初に試験を受ける人は、他の受験生に同乗してコースを確認することが出来ないので、検定員がコースを1回走ってくれます。 ちなみに私は第2コースでした。 発着点で自分の番号の検定車が到着するのを待っていたところ、なんと1番に到着。 名前を呼ばれ、荷物を後ろに入れるよう指示され、あっという間に試験開始。 本日1番にスタートしたのは私でした。他の受験生が全員見ている中、私が運転する車はゆっくり動き出しました。 所内の決められたコースをグルグル回ります。 特にこれといったミスはありませんでした。 S字もクランクも坂道発進もスムーズにクリア!そして、最後に発着点に横付けして検定修了。 今度は2番目の人と交代するため、運転席を降りて、車の後ろを回り、後部座席に乗り込もうとした瞬間、私は思わずヒヤリとしました。 前輪タイヤと縁石の間が5cm位しかない!あとちょっとハンドル左に切ってたら、タイヤ擦ってましたね。危なかった危なかった…。 そして、後部座席に乗り込み、シートベルトを着用。 初めて他の教習生の運転を乗車して見るわけですが、やはりその人の個性が運転にはっきり出ますね。 私の次の人は、加速・減速が滑らかではないなぁと感じました。それと、途中で合図出し忘れが3回程ありました。 結果ですが、技能検定は合格!もう1人の彼も合格! 合格発表後、視力検査を済ませ、お昼休みを挟んでから学科試験でした。 試験は50問中(100点満点中)45問正解(90点)で合格です。 学科試験の結果ですが、100点で合格しました。 満点で合格した人には、学校側から小さな賞状と、粗品のシャーペンが贈られます。 ちゃんと貰いましたよ〜。 その後、「学科25」と「学科26」を受け仮免許証を受け取って終了。 終わったのは18時でした。長かった〜。 ちなみに「学科25」とは「経路の設計」というテーマで、目的地までどのように経路を設定したらよいかを学びます。 「学科26」とは「高速道路での運転」です。字の通り、高速道路での運転の仕方を学びます。 明日は、路上→路上→学科24→学科20→学科16、第二段階の開始です。 |
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